「読みなさい」と言わずに本を読ませた、こっそり持参作戦

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病院の待合室で、うちの子は手ぶらでした。

自分が持ってきた漫画は読み終わって、親のスマホも渡したくない。

「何か読む?」と声をかけようとして、ふと思いました。

これ、今がチャンスかもしれない、と。

かばんには、前日にこっそり入れておいた本が一冊。

「こんなのあるけど、どう?」と差し出してみたら、なんとなく開き始めました。

それが、我が家の「こっそり持参作戦」の始まりです。


こっそり持参作戦とは

やっていることは、とても単純です。

学校見学会に行く時の電車や病院の待ち時間など、子どもが手持ち無沙汰になりそうな場面があります。

そういうときのために、親が読んでほしい本を、こっそりかばんに入れておきます。

そして子どもが退屈したタイミングで、さりげなく差し出します。

「こんな本もあるよ」と、それくらいの軽さで渡します。

ポイントは、「読みなさい」と言わないことです。


退屈なタイミングを狙う

本を渡すのは、子どもが暇を持て余したときです。

自分の本を忘れた。

持ってきた漫画を読み終わってしまった。

そういう「やることがない」瞬間が、いちばん効きました。

そのタイミングで差し出すと、「暇だから読んでみようか」という自然な流れになりました。


読まなくても怒らない

この作戦のいちばん大事なところは、読まなくても怒らないことだと思っています。

渡しても、興味を持たないこともあります。

そのときは、そっと引っ込めるだけです。

「せっかく持ってきたのに」とは言いません。

「読めばラッキー」くらいの気持ちで渡すと、親も子もストレスがありませんでした。

強制がないから、子どもも構えないのだと思います。


渡す本は、学年で変えていた

低〜中学年のころは、馴染みのあるキャラクターや好きなものが入口になりました。

星のカービィの「おぼえておきたい四字熟語」は、カービィが好きな子なら自分から開く一冊です。

「勉強しなさい」と渡すより、「カービィの本あるよ」と渡す方が、全然反応が違いました。

マインクラフトの「木の剣のものがたりシリーズ1」は、ゲーム好きな子が自分から読み始めた本です。

漫画から活字の読み物へ、自然に橋渡しになった気がします。

高学年になると、渡す本も少しずつ変わっていきました。

「君とパパの片道列車」は、感情が動く物語です。

国語の読解に必要な、人の気持ちを想像する力につながる気がして渡しました。

「10代の君に伝えたい 学校で悩むぼくが見つけた未来を切りひらく思考」は,「自分に向けた本だ」と感じやすいようで、素直に読んでいたように思います。


興味が広がることもある

こうして渡した本から、新しいジャンルへの興味が広がることもありました。

一冊がきっかけで、似たような本を自分で手に取るようになる。

そういう小さな広がりが、後になって効いてきた気がします。


まとめ

「読みなさい」と言うほど、我が家は本から離れていたように思います。

退屈なタイミングにそっと本を置いておき、読めばラッキー、読まなくてもいい。

その軽さが、結果として長く続いた理由だったのかなと思います。

かばんに一冊しのばせておくだけで、待ち時間が読書時間に変わることがありました。


タグ:#中学受験 #読書習慣 #スキマ時間 #子育て #受験ブログ #保護者目線


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